早期療育の大事さ・・

みなさん「療育」という言葉は聞かれたことありますか?療育とは、発達に凸凹があるお子さんの成長スピードに合わせて、自立および社会参加をサポートしていく支援のことを言います。

今、特に大事と言われているのが『早期療育』です。早期療育とは、幼少期~小学校就学までに始める療育のことです。

なぜ早い方がいいのか?それは、子供は、おおよそ6歳までに最終段階の学習・情緒・集中力の基盤が出来上がると言われているからです。

その基盤ができるまでには、4段階あります。感覚・手先運動・姿勢保持・バランス運動・視線運動・注意の持続、コミュニケーション、運動スキルなど、少しずつ成長段階を積み重ねて、やっと就学期に必要なスキルがみにつきます。

6歳になったから…といっていきなり身につくものではありません。

ご家庭、保育園・幼稚園など社会でいろいろな経験をして徐々に身についていきます。

しかし、発達に凸凹があるお子さんは、この成長段階が積みあがりにくいと言われています。

感覚のこだわり、言葉の理解がむずかしい、運動が苦手など凸凹の影響で、成長に必要な経験が不足しがちです。

そのため、早期からお子さんの成長スピードに合わせて個別で支援していくことで、成長段階が積み重なりやすくなります。
6歳以降もお子さんはもちろん成長を続けていきます。

くるみラボでは個別療育を行っているので、発達の凸凹に合わせてその子のレベルに合わせた対応ができるところがメリットです。

児童発達支援から放課後等デイサービスへ切り替えて継続支援ができるため、発達の凸凹が大きいお子さんは、幼少期~就学期を含めての土台を積み上げる療育を続けていくことで、できるところを増やすお手伝いをしています。

実際に、くるみラボにも小学校に上がる前から利用されているお子さんがたくさんおられます。

うちの療育に通われているお子さんで「保育所等訪問支援事業所いろは」を契約されている方は、定期的に学校や保育所に訪問をさせてもらっています。

4月は特に新一年生の訪問を多くいかせていただきましたが、学校にまだ慣れずに泣いたり、ウロウロしたり、先生の指示を聞くのが難しいお友達もたくさんいる中で、個別療育でしっかり聞く力、集中力、ひらがなや数字の練習などを取り組んでいるお子さんは、学校でも先生の話をしっかり聞き、授業も落ち着いて過ごせていました。うちに通われ始めたころはじっと座るのが苦手で、お話も上手にしゃべれなかったお子さんたちが、スムーズに新1年生をスタートさせているのを実際にみて成長を感じています。

やはり就学前に個別療育で積み重ねたものは大きいと肌で感じています。

うちには現在2歳~通われているお子さんがおられます。早期療育が、お子さんの未来の選択肢を増やす大事な一歩になると感じています。

もし、少しでも発達の凸凹が気になる場合は、気軽に相談や見学に来られてください。

お子さんの将来のために、就学に向けた準備を保護者様と一緒にサポートしていけたらと思います。

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